Hola!
こんにちは!
Cómo está?(元気にしてますか?)
コパ・アメリカ2021は決勝戦で最大のライバルのブラジルに勝利し優勝!!
ブラジルを倒しての優勝はより喜びが増しますね。
コパ・アメリカで前回優勝したのが1993年。バティストゥータ、シメオネが活躍した時代でした。いつでも優勝できると思いながらすでに28年経ってしまいました。28年前といえば、現代表のほとんどの選手がまだ生まれていないことを考えると不思議な感覚を覚えます。
過去のブラジルとの決勝戦
ブラジルとの決勝戦で思い出されるのは2004年と2007年の決勝戦。
2004年のアルゼンチン代表はマルセロ・ビエルサが指揮しています。2002日韓ワールドカップのメンバーから世代交代を図りテベス、ダレッサンドロ、サビオラ、ルチョ・ゴンサレス、マスチェラーノ、アジャラ、ソリン、プラセンテ、エインセなどが主力となっていました。
ビエルサ率いるアルゼンチン代表は、2軍のブラジル代表を相手に終始圧倒していました。
しかし・・・
2-1で迎えた後半アディショナルタイムに皇帝アドリアーノに同点ゴールを決められPK戦へ。そしてPK戦で敗れるという最悪の展開・・・でした。
同年に行われたアテネ五輪ではコパ・アメリカ2004とほぼ同じメンバーで臨み圧倒的な強さで優勝を勝ち取りますが・・・
サッカー強豪国では、オリンピックで優勝しても満足できないところがあると思います。ワールドカップ、ヨーロッパ選手権、南米選手権を勝ち取ってこそ真のチャンピオンという認識が強いような感じです。
もちろん国際大会なので優勝することは素晴らしいことで嬉しくもあるのですが・・・
2007年のコパ・アメリカは、代表指揮2度目になるココ・バシーレ監督で臨みます。バシーレの哲学はわかりやすく、そのとき輝いている選手をとにかく起用するというもの。従って当時のメンバーはリケルメ、メッシをはじめ錚々たるメンバーが招集されています。
そして圧倒的な強さをみせ決勝まで進みますが、決勝ではまたまたベストメンバーではないドゥンガ率いるブラジルにまさかの0-3での敗戦・・・・
このあたりからアルゼンチンサッカー協会が迷走しはじめたのを覚えてます。ペケルマンを中心に成功を収めていたプロジェクトメンバーから1986年優勝メンバー中心の組織に変わっていき内容、結果共に伴わなくなっていったのを・・・
決勝戦スタメンメンバー
試合はアルゼンチンが先制点を取った後、ゲームを上手くコントロールします。後半ブラジルに攻勢を許しますが、完全に主導権は渡さずピンチらしいピンチもなく逃げ切ったかなという印象です。
今大会好調だったディ・マリアを先発に起用し、見事先制ゴールを決めてくれました。同ポジションのレギュラーはニコラス・ゴンサレスがファーストチョイスだと思いますが、ディ・マリアはスーパサブ的な立ち位置でまだまだ活躍してくれそうです。
戦前のスタメン予想で議論になっていたのが5番のポジション。攻撃的に行くならパレデス。守備を意識するならギド・ロドリゲス。結果はパレデスの先発起用でした。5番のポジションは今大会はギド・ロドリゲスが活躍したことによって、今までのパレデス1択でなくなりレギュラー争いが生まれたことが大きな収穫だったかなと思います。
右サイドバックは、今大会活躍をみせたナウエル・モリーナではなくゴンサロ・モンティエルがスタメンでした。2人ともまだ若く今後の伸び代が楽しみです。今後のレギュラー候補は、そのときのパフォーマンスが良い方が起用されるというスタンスではないでしょうか。
左サイドはアクーニャでレギュラーは決まりかなという印象。守備では持ち前の対人の強さを発揮し、攻撃面では敵陣のより深くまで侵入できるのが魅力です。年齢的にもピークで1番いい状態でワールドカップに臨めるのではないでしょうか。
左サイドは今までタグリアフィコがレギュラーでしたが、攻撃での貢献度はアクーニャの方が圧倒的に優れているので個人的には左サイドのレギュラーはアクーニャ1択かなと思います。
今後の展望
今後、ほぼレギュラー確定かなと考えられる選手をポジション別でみていくと
▼ゴールキーパー(ARQUEROS)
*エミリアーノ・マルティネス
今大会でレギュラーを掴み取った感です。
▼ディフェンダー(DEFENSORES)
*ニコラス・オタメンディ
まだまだ健在といった印象。ここまできたらもう1年、今のパフォーマンスを保ってワールドカップへ臨んでもらいたいです。
*クリスティアン・ロメロ
今大会のオフィシャルのベストメンバーに選ばれました。今後のアルゼンチン代表の守りを背負って行く選手。
▼ミッドフィルダー(MEDIOCAMPISTAS)
*ジオッバニ・ロ・セルソ
“ロサリオ・セントラルの宝石“は高いパフォーマンスをみせてくれました。現代表に欠かせない選手になってます。
*ロドリゴ・デ・ポール
ロ・セルソとともに中盤で欠かせない選手がデ・ポール。ワールドカップ前のアトレティコ・マドリードへの移籍は挑戦ですが、活躍を期待せずにはいられません。
▼フォワード(DELANTEROS)
*ラウタロウ・マルティネス
大会序盤は低調でしたが、現代表の点取り屋はラウタロウ以外に考えられない状況です。
*リオネル・メッシ
問題はワールドカップ本番でメッシが大怪我などで出場できない場合です。ここまで、メッシ中心でやってきている以上替えの効かない選手です。
そこで必要な選手がディバラかなと考えてます。
カタールワルドカップ南米予選、コパ・アメリカ2021とディバラが招集外になってますがディバラはメッシの控えとして必要だと思うのですが・・・・今後も招集はないのでしょうか?気になるところです。
最後に
カタールワールドカップ南米予選は、まだまだ続きますがこのままスカローニ監督が指揮をとり、今回のメンバーが中心になってワールドカップに向けてチームが構成されていくのは間違いないと思います。
2006年ワールドカップ後あたりからアルゼンチン協会が迷走しはじめ、2018年のロシアワールドカップでチームが空中分解してしまいました。
ロシアワールドカップ後に、玉突き人事的にスカローニ監督が指揮をとっていますが、幸運なことにアシスタントコーチにアジャラ、サムエル、アンダー代表監督にアイマール、プラセンテなどペケルマンやビエルサの指導を受けたかつての戦友が脇を固めてます。
イタリアのヨーロッパ選手権優勝をみていてもチームが1つになるのが最も大事なことだと改めて感じました。
今後もアルゼンチン協会も含めてスカローニ体制をサポートして支えてもらいたいものです。
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