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カタールワールドカップ南米予選とコパ・アメリカ2021に向けて33名の選手がアルゼンチン代表に招集されました。海外組が30名。国内からは3名が選ばれます。
6/3（木）チリ戦と6/8（火）コロンビア戦、その後にコパ・アメリカ2021が行われる予定です。
※コパ・アメリカ2021は、2021/06/01時点では当初行われる予定だったアルゼンチンとコロンビアの共同開催ではなくブラジルで行うことになりました。ただブラジル政府もまだ確定していないと言っており、開幕を２週間後に控えてのこのドタバタ感がなんとも南米らしい感じです。
代表招集選手33名紹介
メッシから代表初招集の選手までポジション別にご紹介したいと思います。まずは、ゴールキーパーとディフェンダー編です。
ARQUEROS（ゴールキーパー）
・エミリアーノ・マルティネス（Emiliano Martinez）
アストン・ヴィラ所属
2020-2021シーズンアーセナルから移籍金約27億円（アルゼンチン人のゴールキーパーとしては過去最高額）でアストン・ヴィラへ移籍。39試合に出場しクリーンシート15試合など大活躍し今季評価を上げてます。現地メディアではフランコ・アルマーニと、どちらがゴールを守るのかという比較記事も取り上げられており、今回の予選で代表デビューもあるかもしれません。
・ファン・ムッソ（Juan Musso）
ウディネーゼ所属
2020-2021シーズンもクラブチームでは安定したパフォーマンスを見せ36試合に出場、決定機ストップは52回、クリンシートは８試合を記録。セリエAでは３シーズン過ごし、すでに100試合以上出場しています。イタリアでも評価の高いゴールキーパーの1人で、インテル・ミラノ、ローマなどの強豪クラブが狙っているという報道もあります。
・アグスティン・マルチェシン（Agustin Marchesin）
FCポルト所属
2020-2021シーズンは43試合に出場。35回の決定機阻止と22試合のクリーンシート。半分以上の試合でクリーンシートを達成しており安定したパフォーマンスを披露。チャンピオンズリーグの対ユベントス戦では印象的な活躍を見せました。
・フランコ・アルマーニ（Franco Armani）
リーベル・プレート所属
2021シーズンはアルゼンチンリーグとコパ・リベルタドーレスの18試合に出場し、失点は17、クリーンシート6試合。途中、コロナの陽性反応が出て試合に出れないこともありましたが回復し代表に招集されました。ここまでの南米予選はアルマーニが全試合ゴールを守ってます。ここまで安定したパフォーマンスをみせてますので、今回の予選もアルマーニが正ゴールキーパーをつとめることが予想されます。
DEFENSORES(ディフェンダー)
・ニコラス・オタメンディ（Nicolas Otamendi）
ベンフィカ所属
2020-2021シーズンよりポルトガルのベンフィカに所属。タイトル獲得はできませんでしたがレギューラーとして活躍し38試合に出場し１ゴール。南米予選ではここまで全試合に出場してますが、チリ戦では累積警告で出場することができません。
・ニコラス・タグリアフィコ（Nicolas Tagliafico）
アヤックス所属
2020-2021シーズンは40試合に出場し１ゴール、４アシスト。チームもリーグ戦とカップ戦で優勝と充実のシーズンだったようです。アヤックスではすでに３年半所属し来シーズンは次のステップへ進むのではないかと言われてます。
・ヘルマン・ペッツェーラ（German Pezzella）フィオレンティーナ所属
フィオレンティーナではキャプテンを務め、33試合に出場し1ゴール、2アシストを記録。チーム自体の成績は良くなかったのですが3バックの中心として奮闘。現在29歳。怪我でしばらく代表からは遠ざかっていましたが、元々はレギュラー候補の実力者です。
・ファン・フォイス（Juan Foyth）
ビジャレアル所属
トッテナムからレンタルでビジャレアルへ加入したシーズンでしたが、レギュラーを獲得しヨーロッパリーグ獲得にも貢献した良いシーズンでした。
32試合に出場し1ゴール、2アシスト。ビジャレアルでは主に右サイドで起用されてましたが、センターバックやボランチもこなせる使い勝手のある選手だと思います。ビジャレアルは買取オプションを使いたいそうですが、その場合は15,000,000ユーロ（約20億円）が必要になるようです。
・ゴンサロ・モンティエル（Gonzalo Montiel）
リーベル・プレート所属
南米予選で全ての試合で起用されているモンティエル。右サイドを主戦場としていて４バックでも３バックでもどちらでも対応できる絶対的なレギュラークラスの選手。
リーベルでは今シーズン４ゴールをあげてますが全てPK。ディフェンダーでありながらPKを蹴れるというのは、首脳陣とチームメイトからの信頼感があるからこそだと思います。以前よりヨーロッパへの移籍話が絶えないですが、果たしてどこのクラブと契約するのか興味深いところです。
・ルーカス・マルティネス・クワルタ（Lucas Martinez Cuarta）
フィオレンティーナ所属
2020-2021シーズン途中よりフィオレンティーナへ加入したのですが、レギュラー獲得とまではいかず23試合出場で先発起用は17試合のみだったようです。南米予選の４試合では全て先発出場で起用されましたが、次節チリ戦以降再びレギュラーとして起用されるのかどうか注目されるところです。
・リサンドロ・マルティネス（Lisandro Martinez）
アヤックス所属
2020-2021シーズンは42試合に出場し3ゴール、1アシスト。2019年にアヤックスに加入し、今シーズンは監督の信頼を獲得し主にセンターバックとして起用されました。身長が178cmとセンターバックとしては小柄ですが、左サイドや中盤でもプレーできるユーティリティー性も持ち合わせています。
アヤックスでもタグリアフィコが出場しないときは、左サイドで起用されているそうなので代表でも左サイドでの起用もあるかもしれません。
リサンドロ・マルティネス
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https://sergio-angel-makiblog.com/アルゼンチン代表【リサンドロ・マルティネス（li/
・ナウエル・モリーナ（Nahuel Molina）
ウディネーゼ所属
ウディネーゼでの今シーズンの活躍を評価されての代表初招集。ウディネーゼの採用する3-5-2システムの右サイドで起用され29試合に出場し2ゴール、4アシストをあげてます。現在23歳のボカの下部組織出身。
ナウエル・モリーナ
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https://sergio-angel-makiblog.com/アルゼンチン代表【ナウエル・モリーナ・ルセー/
・クリスティアン・ロメロ（Cristian Romero）
アトランタ所属
今シーズンセリエAで最も優れたディフェンダーに選ばれたクリスティアン・ロメロ。その活躍が代表初招集に繋がりました。2020-2021シーズンは42試合に出場し3ゴールをあげてます。強みは１対１の強さと空中戦の強さ。今回の南米予選で代表デビューの可能性はあると思いますし代表で早くみたい選手です。
クリスティアン・ロメロ
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https://sergio-angel-makiblog.com/【期待の若手ディフェンダー】%E3%80%80クリスティアン/
・ホセ・ルイス・パロミーノ（Jose Luis Palomino）
アトランタ所属
1990年生まれで31歳にして代表初招集。2017年にアタランタに所属し今シーズンは46試合に出場。サン・ロレンソ出身で190cmと大柄で左利きのセンターバック。典型的なアルゼンチン人のセンターバックで足が速くないぶん、前での勝負に賭けるタイプ。
最後に
理想のメンバー ゴールキーパー、ディフェンダー編
＊ゴールキーパー
充実のゴールキーパー陣の先発は予想は難かしいのですがフランコ・アルマーニもしくはエミリアーノ・マルティネスのどちらかになりそうです。
マルティネスは今シーズンで一気に評価を上げてますが、アルマーニも安定したパフォーマンスを見せてますので引き続きアルマーニがゴールを守ってもらいたいです。
＊ディフェンダー
ディフェンスの並びはアルゼンチンの伝統である４バック。
右はゴンサロ・モンティエルで決まり。
センターは初招集でセリエAのベストディフェンダーに選ばれたクリスティアン・ロメロと怪我から復活したヘルマン・ペッツェーラ。
左サイドは充実のシーズンを送ったニコラス・タグリアフィコがレギュラー格ですが、個人的にはミッドフィルダー登録で運動力抜群で体幹のしっかりしたアクーニャを推します。
「アルゼンチンはいつも優秀な点取り屋、攻撃的な良い選手はいるがディフェンス陣がイマイチだ」とよく言われてますが、個人的にはそうは感じません。
攻撃陣の顔ぶれが特に目立つだけで世界的に見ると優秀な選手はどの世代にもいるものです。これは、バランスの問題なのかなと考えます。
今回のメンバーを見ても、世界のビッククラブと呼ばれているクラブにこそ所属してませんが、ヨーロッパの各クラブで主力として活躍している選手が多くを占めてますし、今後ビッククラブに引き抜かれていかれそうな逸材もいます。
世代交代もうまく進んでいる様子なので、今後のディフェンス陣には期待感しかないメンバーが揃っていると感じてます。
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