サッカースタジアム巡り ヒムナスティック・タラゴナ【ノウ・エスタディ編】

スタジアム

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今回紹介するスタジアムは

 スペインのカタルーニャ州タラゴナに本拠地を置くヒムナスティック・タラゴナノウ・エスタディオです。

訪れたのは2009年11月28日

試合はなかったのですが、観光で訪れたついでに足を運んでみました。

 

▼クルブ・ヒムナスティック・デ・タラゴナ(Club Gimnastic de Tarragona)

ヒムナスティック・タラゴナといえば、鈴木大輔(現在ジェフユナイテッド市原所属)が、かつて在籍(2016〜2018)していたクラブとしてご存知の方も多いかと思います。

名前の由来は、昔体操クラブの会員達によって作られたことからクルブ・ヒムナスティック・デ・タラゴナになったそうです。

※Gimnasio(ヒムナシオ)は 体操という意味

 

スタジアム名のノウ・エスタディ(Nou Estadi)は、カタルーニャ語で“新しいスタジオ”という意味になります。

ノウ(Nou)は新しいという意味なので、バルセロナのカンプ・ノウ(Camp Nou)“新しいスタジアム“という意味。

※Camp 野原とか原っぱという意味から派生してスタジアムと訳しています。

 

英語とは異なり、スペイン語では名詞の後ろに来ることが多い形容詞。では必ず名詞の後と決まっているのかというとそうではなく、名詞の先に置いたり、語順が比較的自由なのがスペイン語です。自由度が高い分、訳し方も難しいところがあって、ここでの微妙なニュアンスの違いを比べてみると

・ノウ・エスタディ(Nou Estadi)

「新しく手に入れた(今度の)スタジアム」

・カンプ・ノウ(Camp Nou)

「新しい(新築)スタジアム」

こんな感じになります。スペイン語を勉強しているとこのニュアンスに慣れるまで少し大変かなという印象がありますね。

 

▼ノウ・エスタディ(Nou Estadi)

 

収容人数:約17,000人

試合はなかったのですが、スタジアムの横が空いていて誰もいなかったのでこっそり入ってみました。このあたりのゆるさがスペインっぽくて良いですね笑

奥に見えてるのは高速道路

ローカルスタジアムですがサッカー専用なので観戦しやすそうです。

街の中心からはかなり離れていて歩いて行くのは困難。近くまでバスで行くか又はタクシーで行くのが現実的かと思います。タラゴナはバルセロナからだと約100km南に下ったところに位置し、高速バス又は電車で約1時間ちょいなので日帰りも十分可能。

 

タラゴナはかつてローマ帝国が支配していた時代にイベリア半島の首都が置かれた場所。そんな背景もありローマ帝国時代の円形闘技場や水道橋など、重要な建築群が世界遺産として登録され現在に残っています。

円形闘技場

地中海に面した円形闘技場はなかなか絵になります。

ラス・ファレラス水道橋(水道橋の上の部分は歩くことも可能)

どちらも紀元1世紀に作られたものと言われています。

▼カステーレス

タラゴナはカステーレスという”人間の塔”の発祥の地でもあり、街を散策しているとカステーレスのモニュメントをあちこちでみかけます。

カステーレスは、カタルーニャ州の各地方で毎年秋に行われている「人間の塔」の完成度を競う伝統行事です。

バルセロナのメルセ祭りで行われるカステーレスが世界では最も有名ですが、起源はタラゴナ。

サッカーではマイナーなタラゴナですが、バルセロナから1時間ほどで行けるのでバルセロナに行かれた際は日帰り又は泊まりで観光に足を運ぶことをオススメします!!

 

 

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